エクスネスは、Nymstar Limitedが運営する海外FX業者です。
2008年から運営されており、過去数年間で目覚ましい成長を遂げ、特にアジア市場での注目度が高まっているエクスネスについて、詳細や特徴を分かりやすく解説します。
エクスネスとは?
レバレッジ倍率 | 無制限(基本は2000倍) |
スプレッド(平均) | 1.1pips/ドル円、1.9pips/ユーロ円 ※変動スプレッドのため変動あり |
取扱銘柄 | 通貨ペアや仮想通貨など約200種 |
1LOTの単位 | 10万通貨 |
両建て | 〇 |
追証 | なし |
ロスカット | 0% |
入出金手数料 | 無料 |
約定 | 〇 |
日本語サポート | あり |
トレードアプリ | MT4・MT5 |
エクスネスは、2008年からNymstar Limitedが運営する海外FX業者で、金融や情報技術の分野のエキスパートたちにより設立されました。
運営歴は10年程ですが、セーシェル金融庁にて金融ライセンスを取得しており、それに加えて、エクスネスグループ全体としては、キプロス証券取引委員会(CySEC)や英国金融行動監視機構(FCA)の金融ライセンスも取得していることから、信頼性は極めて高いといえます。
また、2020年より日本人投資家を受け入れるため、日本人スタッフが在籍しているといわれていることから、日本語サポートも手厚くなっており、英語がわからなくても安心して取引できる環境となっております。
エクスネスの強みは、なんといっても無制限レバレッジ(実質21億倍)という破格のレバレッジです。
最大1000倍のゲムフォレックスで1万円を1億円にしたという実例は珍しくありませんが、無制限レバレッジを提供しているエクスネスは、少額資金で「億トレーダー」を目指すにはもってこいのFX業者であるといえます。
なお、無制限レバレッジを使うには、クリアすべき条件があり、条件については「2.エクスネスの良い点」にて解説します。
エクスネスの口座の種類は4つあり、スタンダード口座の他に、プロ口座、ゼロ口座、ロースプレッド口座があります。
これら4つの口座すべてで「無制限レバレッジ」での取引が可能です。
少ない資金で大きな利益を狙うなら「スタンダード口座」、スキャルピングをメインに取引するなら「プロ口座」、トータルコストを抑えたいなら「ロースプレッド口座」、スプレッド重視派なら「ゼロ口座」など、トレードスタイルに応じて口座を開設することができます。
口座を1種類だけ開設することも可能ですし、複数開設することも可能となっています。
それぞれの口座に特徴があるので、自身のトレードスタイルに合わせて口座を選ぶと良いでしょう。
なお、「ロースプレッド口座」と「ゼロ口座」は、スプレッドが狭い分、取引手数料が発生するので注意してください。
そして、取引時においては、国内FX業者では証拠金不足となった場合は追加入金しなければいけない「追証(おいしょう)」という制度となっていますが、エクスネスでは有効証拠金が一定割合未満となった場合に自動で「強制ロスカット」される仕組みになっております。
なお、強制ロスカットが執行される有効証拠金の一定割合は大体30%を下回った場合が多いですが、エクスネスでは驚異の0%となっています。
すなわち、10万円の入金額に対して、含み損が10万円に達するまでは、ポジションを保有していられるということです。
有効証拠金の割合を気にせず取引をできることは、トレーダーにとってありがたい仕組みです。
また、エクスネスでは万が一口座の残高がマイナスになった場合でも、エクスネスがマイナス分を補填してくれるため、マイナス残高が自動でゼロに戻ります。
エクスネスの良い点
エクスネスで良い点は、以下の4点が挙げられます。
①無制限レバレッジ
②ロスカット水準0%
③取扱銘柄が豊富
④口座のタイプは4種類から選べる
これらの点について、良いと言われている背景を説明します。
①無制限レバレッジ
エクスネスでは、無制限レバレッジという驚異的なレバレッジで取引することができます。
そのため、少ない資金でも大きな取引ができます。
国内業者では最大レバレッジが25倍に制限されていることからも、高い倍率で取引できる事は海外FXの特権です。
海外FX業者は、最大レバレッジ200〜400倍程の業者が多いため、エクスネスの無制限(実質2億倍)という倍率は理解不能なサービスとなっています。
最大レバレッジが高いため、少額から1億円以上を稼ぐ「億トレーダー」を目指すのも夢ではありません。
ただし、無制限レバレッジを使うには以下の条件があります。
・MT4の口座であること
・口座証拠金が$1,000(約10万円)に満たないこと
・過去に10回以上のトレードを行っていること
・過去に累計5lot(50万通貨)以上のトレードを行っていること
ハイレバを利用したトレードは、勢い任せのギャンブルトレードになりがちですので、過度にロットを積みすぎたり、根拠なくエントリーするなどは避け、リスク管理をしっかりと行ってください。
なお、無制限レバレッジのワンランク下のレバレッジでも2000倍となっているため、小資金で大儲けできる可能性は、他の海外FX業者より断然高いといえるでしょう。
②ロスカット水準0%
エクスネスでは前述したとおり、強制ロスカット水準が0%となっております。
また、ゼロカットシステムも採用されているので、原則として、残高が0になった時点で強制ロスカットされますが、万が一マイナス残高が発生した場合でもゼロにリセットされます。
ロスカット水準0%は、最もトレーダーにとって有利な設定値でありますが、他社よりも損失額が増えるという側面もあります。
③取扱銘柄が豊富・スワップフリー銘柄がある
エクスネスは取扱銘柄がとても豊富で、FX通貨ペアで約100種類、また株価指数や貴金属、個別株や仮想通貨で約100種類取り扱っており、エクスネスでは、約200種類もの銘柄を取引できます。
また、仮想通貨、金、個別株、株式指数のスワップポイントがゼロに設定されており、買い・売りともにスワップフリーとなっています。
CFDを取り扱う海外FX業者は多いですが、ほぼ全ての業者においてスワップポイントが徴収されることから、長期トレードをする際にどうしてもスワップポイントがネックとなってしまいます。
しかしエクスネスでは、人気のCFDのスワップが買い・売りともにゼロとなっているため、どれだけ長期保有していてもスワップポイントが徴収されません。
さらに、取引量の多いトレーダーに対してはスワップフリーレベルが「拡張」へ切り替わり、上記のCFDに加えてFX通貨ペアやWTI原油までもがスワップフリーの対象となります。
④口座のタイプは4種類から選べる
取引口座の種類 | スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
注文執行方式 | 成行約定 | 即時約定 | 即時約定 | 即時約定 |
1lotあたり | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
取引手数料 (往復1ロット) | なし | 約7ドル (700円) | なし | なし |
最小取引単位 | 1,000通貨(0.01lot) | 1,000通貨(0.01lot) | 1,000通貨(0.01lot) | 1,000通貨(0.01lot) |
最大レバレッジ | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
最大ロット数/ | 200 lot(2,000,000通貨) | 200 lot(2,000,000通貨) | 200 lot(2,000,000通貨) | 200 lot(2,000,000通貨) |
合計最大注文数 | 20ロット | 20ロット | 20ロット | 20ロット |
追証 | なし | なし | なし | なし |
マージンコール | 60% | 30% | 30% | 30% |
ロスカット水準 | 0% | 0% | 0% | 0% |
スプレッド | 0.3pips~ | 0.0pips~ | 0.1 pips~ | 0.0 pips~ |
初回最低入金額 | 1ドル(約100円) | 1,000ドル(約10万円) | 1,000ドル(約10万円) | 1,000ドル(約10万円) |
取引に直接関わってくる注意すべきポイントは2つです。
・取引手数料の有無
・最低入金額
一般的な口座は「スタンダード口座」となっており、少ない資金で大きな利益を狙うトレーダーにおすすめです。
また、ゼロ口座とロースプレッド口座は、プロ口座の低スプレッドでは満足できないユーザーのニーズに応えた口座になります。
これら3つの口座の違いはスプレッドと手数料にあります。
ロースプレッド口座とゼロ口座は、手数料が別途発生しますが、プロ口座より低いスプレッドが特徴です。
さらに、スプレッドだけを見れば、ほとんどの取引時間帯でスプレッド「ゼロ」となるゼロ口座が一番優秀な口座になります。
ただし、取引手数料は、最大7ドルのロースプレッド口座に比べ、ゼロ口座では7ドル以上とロースプレッドより高めの設定になっています。
ゼロ口座は取引する通貨ペアや銘柄によって7ドル以上の取引手数料がかかりますが、取引にかかるコストがほぼこの手数料のみという点でコスト管理はしやすいというメリットがあります。
プロ口座は手数料が無料であることに加え、エクスネスの口座で唯一の即時約定を採用した口座のため、スリッページはほぼ起こらないというのが特徴です。
プロ口座は愛用者が多く、上級トレーダーから根強い人気を誇る口座タイプです。
このように、エクスネスの低スプレッド口座はトレードスタイル合わせて選べるので、スキャルピングメインのユーザーにとくにおすすめです。
エクスネス の悪い点
エクスネスで悪い点は、以下の3点が挙げられます。
①口座開設ボーナスや入金ボーナスがない
②口座残高によってレバレッジが制限される
③スタンダード口座以外は最低入金額が10万円以上と高額
これらの点について、悪いと言われている背景を説明します。
①口座開設ボーナスや入金ボーナスがない
エクスネスでは、海外FX業者ではお馴染みの口座開設ボーナスや入金ボーナスなどのキャンペーンが一切行われておりません。
理由としては、トレード時のスプレッドを狭くすることでトレーダーに最高の環境を提供することをモットーにしていることが挙げられます。
スプレッドを少しでも狭くするため、広告宣伝費や人件費などを極限まで抑えていて、集客を目的としたボーナスやキャンペーンも一切行っていません。
ボーナスを活用してお得にトレードしたい方は、XMTRADINGやゲムフォレックスなどボーナスが豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
②口座残高によってレバレッジが制限される
エクスネスでは、無制限レバレッジをいくつかの条件をクリアしなければ使用することはできないと解説しましたが、条件を満たしていない場合は即座にレバレッジ制限がかかり、「最大2,000倍」に引き下げられてしまいます。
もし、気づかない間に残高が1,000ドル(約10万円)を超えてしまい、レバレッジ制限にかかってしまったら、残高を出金するか他の取引口座へ移して1,000ドル未満にすれば再び無制限レバレッジを使えるようになります。
また、口座残高が5,000ドルを超えると「最大1,000倍」、15,000ドルを超えると「最大600倍」と、残高が増えると段階的に最大レバレッジが制限されるのでご注意ください。
③スタンダード口座以外は最低入金額が10万円以上と高額
スタンダード口座の最低入金額は1ドルと少なく、少資金でトレードを行いたい投資家にはうってつけの口座です。
しかし、それ以外の3口座(ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座)に関しては、いずれも最低入金額が1,000ドル(約10万円)となっています。
ただし、一度1,000ドルを入金してしまえば、2回目の入金からは1ドルから可能となり、もし口座残高が1,000ドルを切ってしまっても問題ありません。
最初に1,000ドルを用意できるのであれば、スタンダード口座よりもスプレッドが低い他の3口座を使うことをおすすめします。
まとめ
ここまで、エクスネスの特徴や良い点・悪い点について解説してきましたが、総合的には評判は高いといえます。
エクスネスグループ全体で金融ライセンスを複数取得していることや、他社には簡単に真似できない無制限レバレッジや、ロスカット水準0%など、様々な点で魅力を感じられました。
他にも豊富な取り扱い銘柄を取引できる点や、トレードスタイルに応じて口座の種類を選択できるなど、トレード環境はかなり良いといえるでしょう。
少し残念な点としては、海外FX業者では一般的となりつつある口座開設ボーナスや入金ボーナスなどがない点が挙げられます。
しかし、レバレッジの高さやロスカット水準が低く、またスワップポイントがない銘柄などもあることから、資金効率を最大化して取引ができるため、様々なトレードスタイルに対応したハイレベルなFX業者であるといえます。