アキシオリーはAxiory Global Ltdが2013年からサービスを開始した海外FX業者です。
運営歴は浅いですが、IFSC:ベリーズ国際金融サービス委員会にて金融ライセンスを取得しています。
低スプレッドと高い約定力などを武器に多くのトレーダーに愛用されています。
そんなアキシオリーについて詳細や特徴について分かりやすく解説します。
アキシオリー Tradingとは?
レバレッジ倍率 | 最大400倍 |
スプレッド(平均) | 1.4pips/ドル円、1.6pips/ユーロ円 ※変動スプレッドのため変動あり |
取扱銘柄 | FX通貨ペアやCFDなど80種以上 個別株やETFなど190種以上 |
1LOTの単位 | 10万通貨 |
両建て | ◯ |
追証 | なし |
ロスカット | 20% |
約定力 | ◎ |
入出金手数料 | 無料 |
日本語サポート | あり(24時間サポート) |
トレードアプリ | MT4・MT5・cTrader |
アキシオリーはAxiory Global Ltdが運営しており、2013年からサービスが開始された海外FX業者です。
金融ライセンスも取得しており、日本語サポートデスクも備わっていることから、英語がわからない方でも何一つ不自由なく利用することができます。
また、ホームページもすっきりとしているため見やすく、細かい情報まで掲載されていることから、とても印象の良いFX業者です。
そんなアキシオリーは、トレーダーからの信頼を得るために、会社としての運営の透明性を非常に重要視していることから、ありとあらゆるデータを公開しています。
・口座タイプ別ティックデータ
・ノーディーリングデスク (NDD) の保証
・登録金融機関とライセンス番号
・監査機関(PricewaterhouseCoopers(PwC)社)からのレポート
・社会貢献活動(CSR)
・会社所在地
そこまで公開しなくてもと思わせるくらいに公開されており、海外FX業者における透明性は間違いなくナンバーワンといえるでしょう。
また、アキシオリーでは4つの口座タイプが用意されており、一般的な口座で取引手数料がかからない「スタンダード口座」、スキャルピングなどスプレッドの狭い「ナノスプレッド口座」、MT5に対応したスプレッドの狭い「テラ口座」、株式・ETF(上場投資信託)をMT5で取引できる「アルファ口座」があります。
アルファ口座においては、取引できる銘柄が個別株で124種、ETFで70種ラインナップされており、今後も増えることと思います。
また、複数口座を作成することができるため、管理が出来る方はトレード手法や目的別で口座を使い分けるのが良いでしょう。
なお、スタンダード口座以外は、スプレッドが狭い等の理由で取引手数料が発生するので注意してください。
そして、アキシオリーは、スキャルピングを筆頭にトレードの要ともいえる「約定力」の向上に力を入れています。
顧客が増えれば、サーバーが重くなることから、その分だけサーバーを増強しているため、レスポンスを保てているとのことです。
また、アキシオリーはレバレッジが最大400倍となっています。
国内FX業者では金融庁の制限で最大25倍までとなっていることから、アキシオリーでは少資金で大きな取引が可能となります。
しかし、海外FX業者においては500倍以上のところも増えてきていることから、若干物足りないと感じるかもしれません。
そして、取引時においては、国内FX業者では証拠金不足となった場合は追加入金しなければいけない「追証(おいしょう)」という制度となっていますが、アキシオリーでは有効証拠金が一定割合未満となった場合に自動で「強制ロスカット」される仕組みになっております。
なお、強制ロスカットが執行される有効証拠金の割合は20%となっています。
また、アキシオリーでは万が一口座の残高がマイナスになった場合でも、アキシオリーがマイナス分を補填してくれるため、マイナス残高が自動でゼロに戻ります。
どんなにマイナス額が大きくても、次回の入金のタイミングでリセットされるので、ハイレバレッジ取引を行っている最中に、万が一相場が逆方向に大きく動いた場合は、大きな損失を生んでしまいます。
そして、急激に相場が動いた場合や、週明けに窓が発生した場合など、ロスカットが間に合わず口座の残高がマイナスになってしまっても、追証もなければ、マイナス残高までリセットしてくれるため安心して取引を行うことができます。
アキシオリーの良い点
アキシオリーで良い点は、以下の5点が挙げられます。
①口座のタイプは4種類から選べ、全体的にスプレッドが狭い
②全通貨ペアのストップレベルがゼロ
③約定力が高くリクオートなし
④cTraderが使える
⑤資金管理は信託保全を採用
これらの点について、良いと言われている背景を説明します。
①口座のタイプは4種類から選べ、全体的にスプレッドが狭い
スタンダード | ナノスプレッド | テラ | |
1lotあたり | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
最低取引単位 | 1000通貨 (0.01lot) | 1000通貨 (0.01lot) | 1000通貨 (0.01lot) |
1回あたりの最大取引lot | 1,000lot (1,000,000通貨) | 1,000lot (1,000,000通貨) | 1,000lot (1,000,000通貨) |
入金額以上の損失 | なし | なし | なし |
最大保有可能ポジション | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
取引手数料 | なし | 往復6ドル (1lotあたり) | 往復3ドル |
最大レバレッジ | 400倍 | 400倍 | 400倍 |
スプレッド | 約1.2pips~ | 約0.2 pips~ | 約0.2 pips~ |
最低入金額 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
基本的にスタンダード口座を選ぶ人が多いですが、ナノスプレッド口座とテラ口座では取引手数料がかかるものの、スプレッドが狭いためスキャルピングには最適な口座となっています。
また、アルファ口座では個別株など200種近い銘柄をMT5で取引できることから、用途に合わせた口座を開設することができます。
さらに、ナノ口座やテラ口座はもちろんのこと、スタンダード口座でもスプレッドが狭いことが、さらに人気の理由です。
変動制ではあるものの、ドル円で1.4pips、ユーロ円で1.6pipsと他社より狭めの設定となっております。
②全通貨ペアのストップレベルがゼロ
アキシオリーは、全通貨ペアのストップレベルがゼロとなっております。
ストップレベルとは、指値注文時などの注文を入れる際に、現在値から最低限離れていないといけない値幅のことです。
例えば、ストップレベルが2.0pipsの場合、現在値から2.0pips以上離れたところにしか注文を入れることができません。
このストップレベルが広いと、思ったように注文を出すことができないため、取引の自由度が下がってしまいます。
特に、小さい値幅をコツコツと狙っていくスキャルピングにおいては、ストップレベルの値が重要なポイントになってきます。
アキシオリーではそのストップレベルが全ての通貨ペアでゼロなので、注文時の値幅に一切の制限がありません。
どんなに小さな値幅でも注文できるので、アキシオリーならより自由度の高いスキャルピングを行うことが可能です。
③約定力が高くリクオートなし
アキシオリーの特徴でも解説済みの通り、高い約定力を誇ります。
常にレートは変動しているので、約定スピードが遅ければ、その分だけ思った通りのレートで約定できなくなってしまいます。
しかし、アキシオリーでは全注文中の99.99%が1秒以内に執行され、注文執行率は100%が保証されます。
また、リクオート(約定を拒否し、価格を再提示すること)や約定拒否がありません。
そのおかげで、ボラティリティの高い相場状況でも、大量の注文に対応することができます。
④cTraderが使える
アキシオリーでは、MT4やMT5だけではなく「cTrader」という取引プラットフォームも利用することができます。
cTraderは、イギリスのSpotware Systemという会社が開発した取引プラットフォームで、マーケットに直接注文が通される「ECN方式」専用のプラットフォームとして開発され、MT4よりもスキャルピングやデイトレードに適しています。
また、cTraderでは板情報も見ることができるため、FX会社が故意にレートをずらすことができなくなるので、より透明性の高い環境下でトレードをすることができます。
力が高くリクオートなし
⑤資金管理は信託保全を採用
アキシオリーでは顧客資産をDoha Bankの口座で完全分別管理しており、さらに弁護士や会計士からなる第三者機関を置き、無断で移動させることができない仕組みになっています。
そのため、アキシオリーが破綻した際にはその口座内の資金の権利は第三者期間と顧客に移ります。
海外FX業界では信託保全を導入していない会社がほとんどで、金融ライセンスを取得する条件としても信託保全に関する規約が基本的にないにも関わらず、アキシオリーでは全額信託保全の制度を確立しています。
つまりアキシオリーは、企業努力として信託保全を導入しているのです。
海外FXは、資金の持ち逃げや急な倒産などのリスクが付きまといますが、アキシオリーはそれを気にせずに取引をすることができることから、安心材料となるといえるでしょう。
アキシオリー の悪い点
アキシオリーで悪い点は、以下の2点が挙げられます。
①ボーナスは年に1回のみ。常時開催のボーナスはなし
②最大レバレッジは400倍と海外業者の中では低め
これらの点について、悪いと言われている背景を説明します。
①ボーナスは年に1回のみ。常時開催のボーナスはなし
海外FXの大きな魅力といえば豪華なボーナスキャンペーンですが、アキシオリーでは常時開催のボーナスがありません。
年に1~2回ほど、期間限定のキャンペーンが開催される程度です。
ボーナス目当ての方や、少額から初めたいという方にとってはマイナスポイントとなるでしょう。
②最大レバレッジは400倍と海外業者の中では低め
アキシオリーは最大レバレッジが400倍と、海外FX業者の中では低めです。
海外業者の中には1000倍で取引できるところなどもありますので、若干物足りないと感じる方もおられるかもしれません。
資金効率を高めたい方など、高いレバレッジを求めるのであれば別のFX業者をリサーチしてみてもいいでしょう。
まとめ
ここまで、アキシオリーの特徴や良い点・悪い点について解説してきましたが、総合的には評判は高いといえます。
運営歴が10年に満たないものの、透明性のある情報開示、口座タイプの種類や取り扱い銘柄の豊富さなど、様々な点において魅力があり、資金管理は信託保全とされていることから、安心して利用できるFX業者であるといえます。
少し残念な点としては、レバレッジが最大400倍と海外FX業者にしては低いこと、またボーナスが付与されるキャンペーンなどがあまり行われていないなどが挙げられます。
ここまでの解説を踏まえて総合的に判断すると、残念な点もありますが、そこまで悪いと言える内容ではないといえます。
さらに魅力的な点が多いことや、会社の運営方針など安心して取引できる環境が整っていることは、トレーダーにとってこれ以上ない安心材料であるといえます。