XM(XM Trading)はTradexfin Limitedが2009年からサービスを開始した海外FX業者で、金融ライセンスを取得しています。
運営年数は10年ほどですが、海外FX業界においてトップクラスの評判を誇るXMの詳細や特徴について分かりやすく解説します。
XM Tradingとは?
レバレッジ倍率 | 最大888倍 |
スプレッド(平均) | 1.7pips/ドル円、2.5pips/ユーロ円 ※スタンダード口座、変動スプレッドのため変動あり |
取扱銘柄 | 通貨ペアやCFDなど100種以上 |
1LOTの単位 | 10万通貨 ※スタンダード口座 |
両建て | ◯※但し、禁止になる場合もある |
追証 | なし |
ロスカット | 20% |
約定力 | ◎ |
入出金手数料 | 無料 |
日本語サポート | あり(24時間サポート) |
トレードアプリ | MT4・MT5 |
XM(XM Trading)はTradexfin Limitedが運営しており、2009年からサービスが開始された海外FX業者です。
金融ライセンスも取得しており、また30言語以上対応のサポート提供によって、世界の多くのトレーダーの間で非常に人気が高い海外FX業者です。
もちろん日本語サポートデスクも充実していることから、英語がわからない方でも何一つ不自由なく利用することができることから、日本人トレーダーからの人気も高いです。
2018年にはサービスの質が評価され、World Finance Magazineより2018年のベストFXブローカー、ヨーロッパ賞を受賞していることから信頼のおけるFX業者であることが実証されました。
XMでは3つの口座タイプが用意されており、少額でトレードやりたい方は「マイクロ口座」、ボーナスを有効活用して一般的なトレードがやりたい方は「スタンダード口座」、スキャルピングなどとにかくスプレッドに拘りたい方は「ゼロ口座」を選択すると良いでしょう。
また、複数口座を作成することができるため、管理が出来る方はトレード手法や目的別で口座を使い分けるのが良いでしょう。
なお、ゼロ口座のみスプレッドが狭い分、取引手数料が発生するので注意してください。
そして、XMは、スキャルピングを筆頭にトレードの要ともいえる「約定力」の向上に力を入れています。
顧客が増えれば、サーバーが重くなることから、その分だけサーバーを増強しているため、レスポンスを保てているとのことです。
XMはレバレッジが最大888倍となっています。
国内FX業者では金融庁の制限で最大25倍までとなっていることから、XMでは少資金で大きな取引が可能となります。
そして、取引時においては、国内FX業者では証拠金不足となった場合は追加入金しなければいけない「追証(おいしょう)」という制度となっていますが、XMでは有効証拠金が一定割合未満となった場合に自動で「強制ロスカット」される仕組みになっております。
なお、強制ロスカットが執行される有効証拠金の割合は20%となっています。
また、XMでは万が一口座の残高がマイナスになった場合でも、XMがマイナス分を補填してくれるため、マイナス残高が自動でゼロに戻ります。
どんなにマイナス額が大きくても、次回の入金のタイミングでリセットされるので、ハイレバレッジ取引を行っている最中に、万が一相場が逆方向に大きく動いた場合は、大きな損失を生んでしまいます。
そして、急激に相場が動いた場合や、週明けに窓が発生した場合など、ロスカットが間に合わず口座の残高がマイナスになってしまっても、追証もなければ、マイナス残高までリセットしてくれるため安心して取引を行うことができます。
XMの良い点
XMで良い点は、以下の5点が挙げられます。
①最大レバレッジ888倍
②ボーナスキャンペーンが多い
③口座のタイプは3種類から選べる
④取扱銘柄が豊富
⑤約定力が高くリクオートなし
これらの点について、良いと言われている背景を説明します。
①最大レバレッジ888倍
XMでは最大レバレッジ888倍で取引できるので、少ない資産でも大口の取引ができます。
国内業者では最大レバレッジが25倍に制限されていることからも、高い倍率で取引できる事は海外FXの特権です。
海外FX業者は、最大レバレッジ200〜400倍程の業者が多いため、XMの888倍という倍率は群を抜いていることがわかります。
最大レバレッジが高いため、少額でも効率良く資金を増やしていくことができます。
②ボーナスキャンペーンが多い
XMは海外FX業者のなかでもボーナスに力を入れており、XMの利用者からも非常に好評なキャンペーンプログラムです。
XMのボーナスは以下の4つです。
・入金不要の口座開設ボーナス3,000円
・最大50万円の入金ボーナス
・友達紹介ボーナス
・XMロイヤリティープログラム
入金不要の口座開設ボーナス3,000円は、取引にのみ使用でき、出金することはできません。
しかし、一切入金しなくても取引に使用できるため、XMをどんなものか試してみたいという方にとってはありがたいボーナスとなります。
もちろん取引にて利益がでれば出金することができます。
最大50万円の入金ボーナスには2種類あります。
・最大5万円までの100%入金ボーナス
・5万円を超える入金には20%の入金ボーナス(最大45万円まで)
5万円までなら1回で入金しなくても、複数回にわたって入金するたびに、100%の入金ボーナスがもらえ、5万円を超える入金に関しては、ボーナス額が45万円に達するまで、20%の入金ボーナスが付与されます。
友達紹介ボーナスは、友達を1名紹介するたびに2,500円~3,500円がもらえ、どの口座の方が招待しても対象です。
なお、ボーナス額は紹介数が多くなればなるほどアップします。
XMポイント(取引ボーナス)は、取引するたびに、換金できるXMポイントが貯まります。
XMポイントは、取引に利用可能なボーナスクレジットか、現金に換金可能です。
さらに取引量や期間でランクアップしていくので、取引すればするほど高還元のXMPをゲットすることができます。
XMポイントを貯めるには、口座さえ開設しておけば、ロイヤルティープログラムへの参加が可能ですが、ゼロ口座のみロイヤルティープラグラムへの参加はできませんのでそこだけご注意ください。
③口座のタイプは3種類から選べる
マイクロ口座 | スタンダード口座 | ゼロ口座 | |
1lotあたり | 1,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
最低取引単位 | 10通貨(0.01lot) | 1,000通貨(0.001lot) | 10,000通貨(0.01lot) |
1回あたりの最大取引Lot | 100Lot(100,000通貨) | 50Lot(5,000,000通貨) | 50Lot(5,000,000通貨) |
入金額以上の損失 | なし | なし | なし |
最大保有可能ポジション | 200ポジション(同一アカウント内) | 200ポジション(同一アカウント内) | 200ポジション(同一アカウント内) |
取引手数料 | なし | 往復10ドル(1lotあたり) | 往復10ドル(1lotあたり) |
最大レバレッジ | 888倍 | 500倍 | 500倍 |
スプレッド | 約1pips~ | 0pips~ | 0pips~ |
最低入金額 | 500円 | 10,000円 | 10,000円 |
口座開設ボーナス | もらえる | もらえる | もらえる |
入金ボーナス | もらえる | もらえる | もらえない |
取引ボーナス | もらえる | もらえる | もらえない |
取引に直接関わってくる注意すべきポイントは5つです。
・1ロットあたりの取引量が異なること
・取引手数料の有無
・最大レバレッジが異なる
・ボーナスの有無
・最低入金額が異なる
基本的にスタンダード口座を選ぶ人が多いですが、スキャルピング用のゼロ口座、少資金でも取引しやすいマイクロ口座と口座タイプが選べるようになっています。
ユーザーのトレードスタイルに合わせて口座をカスタマイズできることもXMが人気の理由です。
④取扱銘柄が豊富
XMはFX通貨ペアやCFD銘柄など100種類以上を取り扱っています。
FX通貨ペアについては、メジャー通貨からマイナー通貨まで取引できます。
また、取扱銘柄で特筆すべきはCFD銘柄の豊富さです。
ココアやコーヒーなどの「商品CFD」、原油や天然ガス・ガソリンなどの「資源CFD」などボラティリティが激しい銘柄も目白押しです。
⑤約定力が高くリクオートなし
XMの特徴でも解説済みの通り、高い約定力を誇ります。
常にレートは変動しているので、約定スピードが遅ければ、その分だけ思った通りのレートで約定できなくなってしまいます。
しかし、XMでは全注文中の99.35%が1秒以内に執行され、注文執行率は100%が保証されます。
また、リクオート(約定を拒否し、価格を再提示すること)や約定拒否がありません。
その理由についても解説済みですが、XMでは顧客の増加に伴いサーバーを増強し、約定力を高めることに努めているため、ボラティリティの高い相場状況でも、大量の注文に対応することができます。
XM の悪い点
XMで悪い点は、以下の5点が挙げられます。
①スプレッドが広い
②ゼロ口座の取引手数料が高い
③信託保全ではなく分別管理を行っている
④出金方法を自由に選べない
⑤40万円以下を銀行口座への出金する際に手数料が徴収される
これらの点について、悪いと言われている背景を説明します。
①スプレッドが広い
XMのスプレッドは、他の海外FX業者と比較すると、若干広いと言われています。
大手海外FX業者のiFOREXと比較してみましょう。
XM | iFOREX | |
米ドル / 円 | 1.6 pips | 0.8 pips |
ユーロ / 米ドル | 1.7 pips | 0.7 pips |
ユーロ / 円 | 2.3 pips | 1.2 pips |
英ポンド / 円 | 3.6 pips | 2.3 pips |
英ポンド / 米ドル | 2.2 pips | 1.0 pips |
豪ドル / 円 | 3.3 pips | 3.0 pips |
※スタンダード口座にて比較
このように比較してみると、スプレッドは若干広めであることがわかります。
②ゼロ口座の取引手数料が高い
ゼロ口座では、狭いスプレッドで取引ができる反面、唯一取引手数料が発生します。
しかし、1ロット当たり往復10ドルの取引手数料は他社のゼロ口座と比較すると「取引手数料が割高」といわれています。
実際に、有名海外FX業者のTITAN FXは往復7ドル、AXIORYは往復6ドルとなっています。
③信託保全ではなく分別管理を行っている
XMの顧客資産の管理方法は、信託保全ではなく分別管理にて行われています。
信託保全とは、FX業者が倒産した際に、顧客資金を返還してくれる仕組みのことで、信託保全があれば、FX業者の経営が破綻してしまってもトレーダーの資金や利益が保護されます。
そのため仮にXMが倒産した場合、顧客資産が無事に手元に返ってくるかどうかの保証はない。
とはいえ、XMが倒産する可能性はかなり低く、万が一会社が倒産しても資金が差し押さえられない限り、預け入れていた資金はトレーダーに返還されるので過剰に心配する必要は一切ありません。
④出金方法が自由に選べない
XMでは、「入金した方法と同じ方法で出金する」「利益分の出金は銀行送金のみ」というルールが設けられています。
以前では、入金方法は問わずbitwalletへ出金できていたのですが、この出金ルールに伴い、bitwalletでの出金が自由にできなくなりました。
⑤40万円以下を銀行口座への出金する際に手数料が徴収される
本来であれば、XM口座から国内銀行送金(日本)にて出金する際の出金手数料は、XMが手数料を負担しているため、銀行送金にて出金する場合も出金手数料は無料です。と公式ページにも謳われています。
しかし、40万円未満の出金の場合は、決済代行手数料として2,500円が徴収されます。
そのため、40万円以下の出金は控えた方が良いでしょう。
まとめ
ここまで、XMの特徴や良い点・悪い点について解説してきましたが、総合的には評判は高いといえます。
運営歴が10年ほどと長い運営歴とはいえませんが、レバレッジ最大888倍、高い約定力、キャンペーンやボーナス付与が豊富、多言語なサポートデスクが備わっているなど様々な魅力があり、出金拒否の噂もないことから、安心して利用できるFX業者であるといえます。
少し残念な点としては、スプレッドが若干広いこと、出金時における銀行送金が40万円以下だと手数料がかかるため、結構な高額を出金しないといけないことがあるので注意が必要です。
ここまでの解説を踏まえて総合的に判断すると、残念な点もありますが、それ以上に魅力的な点が多いことから、口座開設をするだけでボーナスが付与されることなどを踏まえ、試しにでも口座を開設してみる価値は大いにあると思います。