知って得する海外FXと国内FXの税金の違いと対策

サラリーマン

社長!!確定申告って何ですか?納税しなきゃいけなんですか?

社長

もちろんじゃ、納税は国民の義務じゃよ。

だが、会社勤めの方はほとんどが会社の経理が計算してくれておるじゃろうから知らんことが多いだろう。

今回は海外FXと国内FXについての税金についての解説をしていこう。

サイトの信頼性

投資歴:11年

FX投資:11年

日本株式投資:7年

米国株式投資:5年

暗号資産投資:3年

今まで色々な投資を行ってきましたが最初の一歩は中々出せませんでした。

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投資にテクニックや分析は必要ですが、思考力が圧倒的に大切です。

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皆様の投資を加速させる一助になれることを切に願います。

FX初心者の方にとって、FXの税金について最初から知っている方は、いらっしゃらないと思います。

日本に住んでいる限り、住民税や自動車税、固定資産税など様々な税金が発生します。

もちろん、FXの利益も必ず税金が発生します。

年間で利益が出ても、利益分を全て使ってしまうと税金が払えなくなってしまう恐れもあります。

そこで、今回は海外FXの税金や国内との違いが分かるように、国内の税金についても解説をしていきたいと思います。

海外FXの利益も日本での税金に関係があるのか

海外FXの利益は海外で出した利益だから日本の納税とは関係がないかというと、

海外FXの利益も日本で納税する義務があります。

なぜなら、私たちが住んでいる国は日本だからです。

納税をしなければいけないのは、住民票がある国です。

ですので、海外FXで出した利益も必ず納税をする義務があるのです。

では、いつからいつまでの利益が納税の対象になるのか説明します。

税金はいつからいつまで?!

税金の対象となる収支の期間は、

1月1日から12月31日までの1年間が計算期間となります。

1年間の収支を計算したうえで、それに対しての税金が決まります。

FX同様に、1年間の収支が税金対象となりますので、覚えておいて頂いた方が宜しいかと思います。

税金の対象者は、国内・海外統一なのか

国内FX業者を使っている人も、海外FX業者を使っている人も、税金の対象となる対象者や金額は一緒です。

給与所得の方は、20万以上が税金の対象

それ以外の方は、38万円以上が税金の対象

というようになり、確定申告をする必要があります。

専業主婦の方が、FXで利益を出している事が多々ありますが、年間38万円が納税するかしないかの境になります。

それでは、国内FXと海外FXに対する税金がどのように違うのか、説明してきたいと思います。

国内FX口座を使っている場合の税金

国内FX口座を使用している場合の税金の種類を説明します。

国内の場合は

FXの利益が申告分離課税になります。

申告分離課税は、他の収入とは別で計算されます。ですので、本業を持っている人でFXの利益を出している人は

FXはFXの税金、本業は本業の税金と言うように分けて税金を支払うようになります。

申告分離課税の税率は、一律20.315%となります。

21万でも20.315%ですし、500万でも20.315%です。

税金が一律の良い所は、稼いでも税金が変わらないという事ですね。

国内FX口座の利益は繰り越し計算が出来る

国内FX口座を使用している人は、収支の繰り越し計算が出来ます。

繰り越しが出来るの期間は3年間です。

たとえば、

1年目が-300万円、2年目が-50万円、3年目が+600万円だった場合

利益が600万、損失が350万ですので差し引くと3年間の収支は+150万円になります。

この場合は、3年分の収支+150万に対して税金が課せられます。

ですので、仮に3年間の収支が20万以上にならなかった場合は税金を納める必要がなくなるわけです。

1年目がダメで、2年目が良くて、3年目がダメというパターンの良くありますので、繰り越し計算が出来るのは、ありがたい事ですね。

海外FX口座を使っている場合の税金

海外FX口座を使っている場合の税金は、

総合課税になります。

総合課税は、全ての収支の合計で税金が決まる仕組みです。

給与所得がある人は、給与とFXの利益を合算した合計に税金が課せられます。

海外FX口座を使用している場合の税率は、

合計金額 ~195万 控除額0円 税率5%

合計金額 196万~330万円 控除額9.7万円 税率10%

合計金額 331万円~695万円 控除額42.75万円 税率20.42%

合計金額 696万円~900万円 控除額63.3万円 税率23.483%

となっていて、4,000万円以上になると45%以上の総合課税が課せられます。

総合課税は、稼ぐにつれて税金が高くなってきます。

海外FXの場合は繰り越し計算が出来ない

国内は3年間の繰り越し計算が出来ましたが、海外のFX口座を使用している収支は繰り越しが出来ません。

海外と国内の両方を使っている場合は、注意が必要です。

なぜなら、海外FXと国内FXの収支が合算が出来ないからです。

海外FXで得た利益と国内FXで得た利益は、元々の税金区分が違うためです。ですので、両方の口座を運用している方は注意が必要です。

海外FX口座特有のボーナスは税金対象となるのか

海外FX業者は、国内FX業者と違って入金ボーナスがあります。

この入金ボーナスは税金の対象にはなりません。

ただし、ボーナスで出した利益は税金の対象になりますので注意が必要です。

国内と海外の税金対策は出来るのか

税金の対象となるのは、収支で出した利益です。

収入があれば、当然支出があります。

収入を得るために使用した支出は、税金の対象にはなりません。

例えば、FXの利益を出すために勉強した本

FXの利益を出すために参加したセミナーや交通費

FXの利益を出すために買ったPC等

FXの利益を出すために使用した金銭は経費として扱われます。

1年で30万の収入を出しました。経費が11万でした。利益は19万です。

この場合の税金対象は19万円ですので、税金の対象にはなりません。

しかし、こうした経費を認めてもらうためには領収書や帳簿をつける必要がありますので何もしていない場合は認めて貰えない可能性があります。

しっかり証拠を残しておくことが必要になります。

国内FX業者と海外FX業者の比較

海外と国内の税金を比べると、一長一短があります。

国内は給与所得とは別で税金は一律の税率

海外は給与所得と合算で税金は変動型の税率

これらを考えると、給与との合算で国内の税率を超えるまでは海外、超えてしまう可能性があれば国内に変える事の方が良いような気がします。

自分の給与所得とFXの利益を見定めて決める方が良さそうですね。

とは言え、ある程度利益が出るまでは海外の方が何かと都合が良いと思います。

特にFX初心者の方は海外の方が、取引やレバレッジ・ロスカットの面を考えると取引しやすいのではないでしょうか

税金を理解して、賢く利益を運用していきたいですね。